2025年12月20日、Forbes JAPANが伝えた報道によると、ドナルド・トランプ米大統領が、年明け以降に「世界がかつて見たことのないほどの経済ブーム」が訪れるとの見通しを示しました。
この発言を受け、金融市場ではリスク資産への関心が再燃し、暗号資産(仮想通貨)市場、とりわけビットコインを巡る投資家の思惑が強まっています。
■ ビットコインは急落後の調整局面、2026年1月が分岐点に
ビットコインは2025年10月、1BTC=**12万6,000ドル(約1,900万円)**という史上最高値水準まで急騰しました。しかし、その後は大きく反落し、年初来の上昇分をほぼ失う展開となっています。
現在の価格は高値から約30%下落しており、市場では
「2026年は暗号資産市場の転換点になる」
「最悪の場合、調整が長期化する可能性もある」
といった慎重な見方も浮上しています。
そのため、2026年1月はビットコインにとって成否を左右する重要な月になるとの見方が広がっています。
■ FRBの政策とトランプ発言が市場心理を揺さぶる
トレーダーが注目しているのは、**米連邦準備制度(FRB)**の金融政策です。
市場では、約30兆ドル規模とも言われる金融・財政政策の方向性が、株式・暗号資産の双方に大きな影響を与えると見られています。
こうした中、トランプ大統領はホワイトハウスから、選挙集会を思わせる強気な演説を行い、次のように述べました。
「私たちは、世界がこれまで一度も目にしたことのない経済ブームを迎える準備ができている。
11カ月前、私は混乱を引き継いだが、いまそれを立て直している。」
この発言は、景気回復期待を市場に強く印象づけるものとなりました。
■ インフレ沈静化を強調、政治的思惑も透ける
最新の消費者物価指数(CPI)の公表を前に、トランプ大統領は
「インフレはすでに止まり、物価は急速に下がっている」
と主張しました。
この演説は共和党内から高く評価されており、特に2026年の中間選挙を見据え、楽観的な経済ムードを維持したい狙いがあると見られています。
共和党の リンゼー・グラム上院議員はX(旧Twitter)で、
「満塁ホームランだ。最高の時代はこれからだというメッセージを完璧に示した」
と称賛しました。
■ 景気刺激策と“配当小切手”構想
トランプ大統領はさらに、米国建国250周年を控え、米軍関係者に対し
「warrior dividend(戦士配当)」として1,776ドル(約27万円)を支給する
構想にも言及しました。
財源については、
- 広範な関税政策
- 2025年に成立した「One Big, Beautiful Bill(大型減税・国境警備強化法)」
から拠出するとしています。
このような**直接的な資金還元策(ディビデンド・チェック)**は、景気刺激と市場押し上げの手段として、以前から注目されてきました。
■ リフィックスソリューションズの独自見解
今回のトランプ発言は、経済指標そのもの以上に市場心理へ強く作用する政治イベントといえます。
ビットコインを含む暗号資産は、金融政策・財政政策・政治メッセージが複雑に絡み合う局面に入っています。
特に注目すべきは、
- 「景気楽観」が先行しすぎていないか
- 実体経済と金融市場の温度差
- FRBの政策と政権発言の乖離
といった点です。
2026年初頭に向けて、ビットコインは期待と不安の両方を織り込む、非常に神経質な局面が続くと考えられます。
参照元
・Forbes JAPAN(2025年12月20日)
・Yahoo!ニュース
政治と金融が交錯する局面では、価格の上下だけでなく「背景」を読む力が求められます。
過度な楽観や悲観に流されず、冷静な視点を持つことが重要です。














































































