2025年12月、暗号資産(仮想通貨)市場では「年末にビットコインが上がるのか?」という点が注目されていました。しかし、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ後、ビットコイン価格は下落し、アナリストの間では「今年はサンタ・ラリーが起きにくい」という見方が広がっています。
ここでは、その理由を順番に解説します。
そもそも「サンタ・ラリー」とは?
サンタ・ラリーとは、
年末から年始にかけて株式や仮想通貨などの価格が上がりやすい傾向を指す市場の言い回しです。
- クリスマス前後は投資家心理が前向きになりやすい
- 年末に向けた資金移動が起こりやすい
といった理由から、過去に上昇するケースが多かったため、毎年話題になります。
FRBが利下げしたのに、なぜビットコインは下がった?
FRBは12月11日、**政策金利を0.25%引き下げる(利下げ)**決定をしました。
通常、利下げは「お金が借りやすくなる=リスク資産に追い風」とされ、ビットコインにもプラスと考えられます。
しかし今回は、利下げ後にビットコインが約9万ドルまで下落しました。
その理由は、FRBが同時に示した「慎重なメッセージ」にあります。
FRBの「慎重な姿勢」が市場を冷やした
FRBのパウエル議長は、次のような考えを示しました。
- 利下げは実施したが、今後は簡単には続けない
- インフレや失業率のリスクを慎重に見ていく
- 2026年の追加利下げは「1回だけ」の見通し
つまり、
「これ以上どんどん利下げするわけではない」
というブレーキをかける内容だったのです。
この発言により、
「年末に一気に資金が流れ込む期待」は後退しました。
FRB内部でも意見が割れている
今回の利下げは、FRBメンバーの投票で9対3という結果でした。
これは2019年以来、反対票が多い決定です。
この点も市場では、
「金融政策の先行きが見えにくい」
「安心して強気になれない」
と受け止められています。
流動性が低い年末は、価格が動きにくい
別の要因として、年末特有の市場環境も挙げられています。
- クリスマス休暇
- 年末の決済・整理
- 取引量の減少
この時期は仮想通貨市場全体の取引量(流動性)が減りやすいため、
大きく上昇する勢いが出にくいとされています。
実際、価格のブレ幅を示す指標(ボラティリティ)も低下しており、
「短期間での急騰を期待する投資家が減っている」状況です。
年内に10万ドル到達の確率は約24%
オプション市場の分析では、
ビットコインがクリスマスまでに10万ドルを回復して定着する確率は約24%
と見積もられています。
一方で、トレーダーたちは
- 2026年3月
- 13万ドル、18万ドル
といった来年以降の価格上昇に期待するポジションを多く構築しています。
つまり、
「強気のシナリオは年末ではなく、2026年に持ち越し」
という見方が主流になりつつあります。
リフィックスソリューションズの独自見解
リフィックスソリューションズでは、今回の動きを
**「失望ではなく、時間軸のズレ」**と捉えています。
FRBは利下げを行ったものの、
- 無制限な金融緩和ではない
- 市場に慎重さを求めている
という姿勢を明確にしました。
そのため、
短期的な年末上昇(サンタ・ラリー)は起きにくいものの、
中長期の暗号資産トレンドが否定されたわけではありません。
初心者の方ほど、
「今すぐ上がるかどうか」ではなく、
「どんな環境で、いつ評価されやすいのか」
という視点で見ることが重要だと考えます。
参照元:
ブルームバーグ(2025年12月12日)
The Block 市況・解説
Decrypt
各種お問い合わせはリフィックスソリューションズへ
https://lifix-s.com/














































































