2025年12月、金融市場で知られるエリック・ジャクソン氏が、暗号資産(仮想通貨)を軸にした新しい企業モデルの立ち上げ準備を進めていることが報じられました。
同氏が率いるEMJキャピタルは、「EMJX」という新会社を設立し、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を財務資産として運用する計画です。
ここでは、このニュースがなぜ注目されているのかを、順を追って解説します。
そもそも「暗号資産トレジャリー企業」とは?
暗号資産トレジャリー企業とは、
会社の資産(貸借対照表)として暗号資産を保有・運用する企業のことです。
最も有名な例が、
- マイケル・セイラー氏が率いる
- ストラテジー(旧マイクロストラテジー)
です。
同社は、ビットコインを大量に購入・長期保有する戦略で知られています。
EMJXは「ビットコイン一本勝負」ではない
EMJXが注目されている最大の理由は、
ストラテジーとは異なる運用方針を掲げている点です。
ストラテジー
→ ビットコインを中心に「買って持ち続ける」戦略
EMJX
→ 複数の暗号資産を使い、
→ 価格下落時のリスクを抑える「ヘッジ」を組み合わせる戦略
簡単に言うと、
「上がるときは利益を狙い、下がるときはダメージを減らす」
ことを重視しています。
「次のフロンティアはリスク管理型トレジャリー」
ジャクソン氏はインタビューで、次のように語っています。
- 暗号資産は上昇局面では大きなリターンが期待できる
- しかし「冬の相場(大幅下落)」も避けられない
- だからこそ、リスク管理を前提とした運用が重要
この考え方は、
暗号資産を“信念”ではなく“金融資産”として扱う発想
とも言えます。
価格が下がってもプラスになる?EMJXの試算
EMJXの戦略モデルによると、
- 今年、ビットコインが約3%下落
- イーサリアムが約10%下落
という前提条件でも、
約31%の投資リターンを得られる計算になるとしています。
これは、
- 値下がりを前提にした対策(ヘッジ)
- 相場環境に応じたポジション調整
を組み合わせているためです。
AIとブロックチェーンデータを活用する点も特徴
EMJXの運用戦略は、
複数のAI(人工知能)モデルを使って構築されています。
特に注目されているのが、
- ビットコイン
- イーサリアム
それぞれから得られるシグナル(価格・取引・資金移動など)を
統合して判断する仕組みです。
暗号資産の世界では、
ブロックチェーン上の取引データがリアルタイムで公開されます。
これにより、
- 大口投資家(クジラ)の動き
- 資金の流入・流出
を把握しやすく、
従来の株式市場よりも分析材料が多いという強みがあります。
なぜこのニュースが重要なのか
この動きが示しているのは、
暗号資産が「信じるか信じないか」ではなく、
「どう管理して運用するか」の段階に入ってきたという点です。
- 長期保有型(ストラテジー)
- リスク管理型(EMJX)
と、企業側の戦略が分化し始めています。
リフィックスソリューションズの独自見解
リフィックスソリューションズでは、EMJXの登場を
暗号資産トレジャリー戦略の成熟化と捉えています。
これまでの流れは、
「ビットコインを持つか、持たないか」
という二択でした。
しかし今後は、
- どの暗号資産を
- どんな比率で
- どうリスク管理するか
という金融実務としての議論が主流になっていくと考えられます。
初心者の方にとっても、
「価格が上がるか下がるか」だけでなく、
どんな考え方で運用されているのかを見ることが、
暗号資産理解の近道になるはずです。
参照元:
ロイター(2025年12月3日)
各種お問い合わせはリフィックスソリューションズへ
https://lifix-s.com/














































































